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小林よしのり
2016.10.4 03:35メディア

エマニュエル・トッドの考えに同意する


最近、朝日新聞にエマニュエル・トッドがしばしば出て

くるのは良いことだ。

トッド氏は「私はトランプ支持者ではない」と言いながら、

「だが、クリントン氏はじんましんがが出るほど嫌いだ」

と言う。

わしと感覚が似ている。

 

クリントンを「帝国主義的で新自由主義的なリーダーだ」

と言う。

わしはこれに「親中派で信用ならない」と付け加えたい。

 

「グローバル化の神話は終わり、国家回帰に拍車がかかる

だろう」という予測も、わしと同じだ。

わしはEUはバベルの塔だとずっと言ってきたが、

神をも恐れぬ不可能に挑戦して失敗し、どうせバラバラの

言語に拡散してしまうはずなのである。

 

トッド氏は言う。

「日本には一つしか問題がないと思う。人口問題だ。

女性が仕事をして子供を産む条件の、バランスが取れて

いない」

まったくわしと同じ見解だ。

 

日本と世界の未来を考えたときに、国の象徴である天皇を

女性にすることは、国益・公益にかなうのである。

そして伝統にもいっさい反していないと断言しておく。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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